染織家 西川 はるえ の日記
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note はじめました
note



遅ればせながら?西川、noteデビューいたしました。


noteって何??という方もいらっしゃるでしょうか。
まずは百聞は一見にしかず!!
リンク先をご覧いただけたら嬉しいです。
当面、西川はブログと同じように利用すると思います。

https://note.mu/cocoon_oharu


初回のお題は...
「はじめまして。そして染色家と染織家って違うんだってば!!というお話」
です。


このブログとどのように折り合いをつけていくのか
今の所未定ですが、
毎度おなじみ見切り発車で参りたいと思います。
少し更新頻度が増すとよいのですが!


みなさまどうぞよろしくお願いいたします。



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喜如嘉の芭蕉布 名刺入れ
芭蕉布 名刺入れ


喜如嘉の芭蕉布工房さまより
数年前より製作依頼を受けている
芭蕉布の名刺入れ。
(実際に作業して作ってくれるのは
 うちの小物担当のSちゃんです)。
新作を本日8/29、沖縄にむけて発送完了!


使用している布は勿論芭蕉布工房で織られた
ホンモノの芭蕉布です。
今回は特に絣柄の布がたくさん、
私も欲しくなってしまいました。


やっぱり芭蕉布には特別な魅力があります。
名刺入れとしての布の耐久性を考えるなら
芭蕉布よりもうちの布に断然の自信がありますが!(笑)


ご購入は沖縄本島北部
大宜味村喜如嘉(おおぎみそんきじょか)
芭蕉布会館の一階売店にてどうぞ。





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「縄文展」東京国立博物館 平成館
縄文展

8月24日、金曜夜は東京国立博物館21時までの開館日。
ようやく縄文展に行って参りました。


会場は想像以上に大変混んでいたのですが、
普通の展示会ならばうんざりしそうな人混みも
なんだかすごいもんが山のようにあるぞ!!
という喜びが勝ってかほとんど気にならず
展示を見終わる頃には元気バリバリに。
とにかくエネルギーに溢れた素晴らしい展示でした。
よくぞこれだけの名品をずらりと揃えて下さいました、
トーハク様!!


縄文時代は1万年続いた、ということは
「縄文ってこう」と簡単に一括りには出来ない
多様性と厚みがあるんだということを思い知らされました。
思えば縄文が終わってからまだ
たかだか2千年余しか経っていないんですよね…
それに比べてなんという安定の縄文センパイ。
注口や持ち手のある土器は
今の急須や茶釜といっても良い形だったり
すでに漆が使われていることにも驚いたり…



土器も土偶も、滑らかな肌で光沢すらも感じられ
漠然と持っていた土器=荒っぽい素焼き、というイメージは
思い切り覆されました。
一万年作っていたらそりゃ技術も進化しまくりますよね。
というか、縄文初期の土器もまた素晴らしいものなのですが。



渦巻きや幾何学模様の重なりも、火焔などの立体的な文様も
大胆かつ秩序があり美しく呪術的でもあり瞑想的でもあり…
ご先祖様達は何を感じ、願い、生きていたのか
文様をたどりながらなぞりながらじっと眺めていると
すぐそこに当時の人たちの手の痕跡や思考が
感じられるようでもあり、、、



展示会場は見どころだらけですが、
十日市で出土した火焔型土器と王冠型土器が
ずらっと並んでいるのを生で(ガラスケース越しでなく直で)
見られるコーナーが
個人的には特に圧巻でした。





ところで、布などの繊維は時間とともにどうしても朽ちてしまい
形が残ることは稀ですが
土器の文様や装飾品などから、
縄の撚り、編み、組み、もしかして織?と、
当時の糸へん系の仕事を想像してしまうのは
職業病でしょうか(笑)。

今回の展示では繊維系のものはただ一点、
縄文中期の樹皮で編まれた素敵な編籠のみでしたが
(胡桃が一個入っていたそうです)
植物の繊維や樹皮を利用して、
かなり繊細な布も作っていたのではと
土器の文様を見ながら想像したり。


蛇足ですが、今回、道具類の展示はあまりなく、
鹿の角で作られた返しもちゃんとついた釣り針はありましたが、
縫い針の展示はありませんでした。
ちょっと調べてみたところ
縄文期一万年程前に作られた
鹿の角の縫い針も発見されているようなので
衣類等もかなり高度な技術のものが作られ
使われていたに違いないと勝手に確信…
....ああ妄想は止まらない(笑)





....と、まだまだまだまだ色々思いつきの断片が
散らかっていますがキリがないので、
毎度ひとりよがりの書き散らしの駄文は
ひとまずここで終わり。
そして恥を忍んでここにオープンにするのであります。


お仕事明日からがんばろっと。









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素手で染める?
藍染の手袋


藍染めする時は素手でないと藍と対話ができない!!
とかおっしゃる方もいるようです。



藍の調子を見る時は私も素手で触りますし、
染液を舐めてみることもありますが
染める時にも素手でやるべし!
昔は手袋などなかったのだ!とか言われると
( ̄д ̄)エー と言いたくなります。
特に私は藍染専門の染め屋さんではなく
織の仕事と並行して染めているので
手が染まっていると事故も起きやすいのです。

※勿論素手で染めた方が手が自由に動くので
作業はしやすいですが
糸染めはそこまで手先指先を繊細に使う作業ではありません




例えば、お医者さん。
診断の時の触診は素手でするかもしれませんが
手術や治療時には手袋もしますよね。
素手でないと患者さんの身体と臓器と対話が出来ないから
よい治療が、手術が、できない!
なんてことは、、、ないですよね。




青い手をしてたらいかにも藍染職人!!って感じですし、
素手で染めないと藍と対話出来ん、なんて呟いたら
職人さんはすごいなあと賞賛されることもありそうです。



しかし素手で藍を染めることには実際のところは
イメージ戦略以上の意味はないように思います。





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アンティーク・レース展 松濤美術館


この度の西日本豪雨で被害に遭われた方、また直接ではなくとも身近に痛ましい状況があるみなさまに心からお見舞申し上げます。一日も早く日常が戻りますように。


―――――


七夕の日、渋谷の松濤美術館で開催中の「ダイアンクライスコレクション アンティークレース展」に。この4月の横浜そごう美術館で開催中は忙しくて行かれなかったので、ようやく!です。


ダイアン・クライスさんのコレクションの質と量の素晴らしさ、保存状態の良さに感嘆しました。個人でこれだけの時代と地域を網羅した一級品を集め、きちんと分類し、保管し、そして時にはこのように展示品として貸し出す、、、並大抵の情熱では出来ない事だと思います。


上質な亜麻(リネン)糸、超極細糸による超絶技巧のレースの数々にクラクラ。。。 これは上流階級の人たちが「面子をかけて金を惜まず」競ってよいレースを作らせた成果。目の前にあるレースそのものはただただ美しいだけですが、その背後にあるものはただ美しい、と いうだけではなく…こういう最上級の手仕事というのは、人の欲望と経済を原動力として発展していくのだという事実を改めて思います。


16世紀のイタリアで生みだされたレースはまた、大航海時代以降のダイナミックなヨーロッパとアジアの間の文化の交流も感じられるものでした。アンティークのレースにはインド更紗やカシミールショールなどの影響を感じずにはいられないものがいくつも。産業として膨大な良品を生み出している時代の手仕事には、地域を問わず共通の波長があり、それがより「似ている」と感じさせるのかもしれないなあ、とも思います。


そして産業革命以降、社会状況の変化とともに、徐々に手仕事が廃れていき、それを憂いた人がなんとか復興させようと努力をし、、、というのは世界中で共通することで、、、 .


惜しむらくは、個々の作品に素材の明記がなかったこと。多分ほぼリネン、時々シルク、と思われましたが、もしかしてコットン?というものも。漂白されたリネンかもしれませんが、、 .




と、何だかんだいいましたが、簡単にいえば、たたただすごかったです。欲しいものだらけでした!!ので、せめて図版だけでも…と購入しました(笑)



展示は松濤美術館にて7/29まで。松濤美術館は建物もすてきでおすすめです。




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