染織家 西川 はるえ の日記
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"GRAYS"
"GRAYS"

"GRAYS"
tapestry 50cm x 140cm

お客様からのオーダーで制作したタペストリー。
色はグレーのバリエーション、
はっきりとした柄や模様はつけない、
というご要望でした。

気に入っていただけるかどうか
制作中よりもむしろ作品が出来上がり
発送をしてしまった後が一番胃が痛いのですが
お客様から本当に嬉しくありがたいご感想をいただき、
ほっと安堵しました。

お客様より許可を頂き転載します。
(過分なお言葉でちょっと恥ずかしいのですが、、) 

T様、本当にありがとうございました。


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作品届きました。
とても感動しています。


とても渋く、そして美しい作品です。
タペストリーといっても、
模様のように変化が大きいものは好きではありません。
従いまして、全体的な統一感と落ち着きの中で、
どのように変化を与えていくか、
このことが最大の問題です。
たぶん、逆に、絵画的に抽象画を描くように、
大柄な模様を作る方がやさしいのではないでしょうか。

この作品の最大の変化は、上下の色の変化と、
中央の3本の横のラインです。
上下の変化も控えめで、上がブルーグレー、
下はグレージュ(グレーとベージュを合わせた造語だそうです)、
グレーを基調にしているため、この変化は、
全体の統一感の中に収まっています。

3本の横線も、1本、2本、3本と、
心憎い変化をリズミカルに与えています。
5本でないのも控えめで良いです。

そうした大きな変化に対して、よく見ると、
縦糸の色を微妙に変え、
うっすらと縦のストライプを作っています。
素人には良く分かりませんが、
いろいろな色の糸を縦横に使っているのではないでしょうか。

「grays」、なるほど、様々な「gray」の変化と統一、
そうしたことに、作者の様々な創意と想いが伝わってきます。

そして、素材の持つ、ざらっとした荒さ。
この荒さを色で表現するとしたら、
このようになるのではないでしょうか。
しかし、荒さは、粗野ではなく、
静かな美しさへと高められています。

西川さんの作品の魅力は、こうした美にあります。
素朴さ、暖かさ、強さ、
そして、やさしさと繊細さ。
そうした表現の中に、西川さんそのものを感じ取ることができます。

素晴らしい作品を本当にありがとうございました。





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PRINCE
(大変個人的な内容で、お恥ずかしい限りなのですが
やはり書かずにはいられず、、、
どうぞさらっと笑って読んでやってください)




2016年4月21日。
プリンスが57歳で急逝してしまいました。


古くからの知人はよく知っていると思うのですが、、
私、COCOONの西川は1983年...中学2年生の時から今まで
(時々波はありつつも)プリンスのことを追い続けていました。
今、自分が自営で染織、という仕事をしている原因の根元に
プリンスの存在があったことは疑うべくもなく
10代から20代頭の五里霧中状態だった自分に
多大な影響を与えてくれた人でした。


それから30年余。
一時も休むことのない活動を見ながら
これからどんな風にプリンスは
人生の総括に向かっていくのだろう、
と漠然と思っていたのですが。


それを追うことはもう叶わない夢となってしまいました。




この3週間、機を織りながら
たとえ身につけてもらえなかったとしても、
いや、それどころか見てもらえなかったとしても、
プリンスのための何かを全力で作って贈ればよかった....
などと思っている自分がいます。
ホント、ファンって馬鹿ですよね。

でも今となっては、ホントにもう、
何をしたって100%届かない。




下の動画(酷い画質ですが)は
1986年9月9日 横浜スタジアムでの
Prince & The Revolution 初来日、最終日のライブ。
まさにこの日、この時のライブが
私にとって生のプリンスの初体験でした。

横浜スタジアムからそう遠くない場所にある高校に通っていた私は
授業中に聞こえてくるリハーサルの音に悶絶。
未だに同級生からその時のことを言われます。

この時、私は高校2年生でした。
そして今、1999年生まれの自分の息子が高校2年生です。


時は確実に流れているんですよね。










今はただ、13歳から今日まで同じ時代を生きることが出来た。
その幸運を思うばかりです。








「大麻文化を取り戻したい!」という安倍昭恵首相夫人の記事を見て
(昨年12月にfacebookページに書いた記事の転載です)


安倍昭恵首相夫人「日本古来の『大麻文化』を取り戻したい」日刊SUPA!
http://nikkan-spa.jp/1000384
安倍昭恵首相夫人のfacebook記事
https://www.facebook.com/akieabe/posts/10153774320651779



大麻(ヘンプ hemp) は古くから日本人の生活に
様々なレベルで深く関わってきたものでありながら、
現代ではドラッグとしての認識以外、一般的にはほぼ忘れ去られた存在でした。
それがこうやって見直されるようになってきているのは隔世の感もあり、
素直に嬉しいと思います。

大麻が地球を救うとか、万能の素材だとか、
そんな大風呂敷を広げるとロクなことはないと個人的には思っていますが、
一般的な素材の1つとして、繊維、油、食用、薬用など、
有用に使われるようになるといいなと思います。
産業としてどういったレベルで成り立つのかを考えると簡単ではありませんが、
この15年余大麻の糸を使って布を織っている自分にとって、
絹や木綿、ウールなどとは異なった大変に魅力のある素材であることは確かです。


繊維としては、ヨーロッパにおけるリネン(亜麻 linen)のように、
日本には大麻や苧麻(ラミー ramie)などの麻の文化が
古くから受け継がれてきたことを日本人自身が認識し、
実際に素材として使われるようになればといいのにな、と思っています。

少し前に日本でもリネンのブームがありましたが、
欧州では衣料はもちろん、高級な寝具や、
テーブルクロスやナフキンなどのテーブルまわりに素晴らしいリネンの文化があります。
それの日本版としての大麻、という位置づけがちゃんと確立出来ていたら、と。
しかし現実には、現在日本で「麻」と品質表示が出来るのは
ラミーと、元々日本にはなかったリネンのみ。
日本で苧麻と並び古くからある大麻は「指定外繊維」の表記、
それ位マイナーな素材となってしまっています。
大麻も麻表記でOKとなる位一般的になれば嬉しいのですが。


古代エジプトではリネンは神事に使われていたといいますし、
聖書にもリネンは度々登場します。
一方日本では、大麻が古くから神事に使われ、
天皇家や神社との結びつきも深いといいます。
精神性の方に重きを置くことは私個人はあまり得意ではないのですが、
それ位日本人にとって関わりの深い植物であった、という事実はあると思います。


今までドラッグとしての大麻のイメージがあまりに強く、
実際に大麻合法化の動きには個人的に胡散臭さを感じることが多かったのですが、
そうではなく、1つの有用な産業素材としての認識が広まってくるといいですね。


一昨年はエーベックスから大麻を使った生地ブランド、
麻世妙(まじょたえ)が出来ました。
地方創生とかエコロジーとか再生可能エネルギーとか
クールジャパンなどがキーワードとなっている時代でもあります。
もしかすると流れは変わってきているのかもしれません。





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名物裂

「名物裂帳」 鐘紡コレクションより


自分自身の趣味嗜好と今のきものの世界との
ギャップ、ズレを感じながら、帯を作ってきた。
ここ数年、過去の様々なジャンルの
名品・名作と言われるものからジャンクなものまで
自分がよいと思うものを意識して画像を集め
見返しては自分の特性の洗い出しをしてきた。
その中で、自分にしっくりくる波長の一つは
【名物裂】に代表されるものだと自覚するようになった。
舶来物でありながら日本人の美の琴線に触れ、まさに日本のものとなった名物裂。
この波長を今の和装の帯に乗せて作れたら、と思う。




batik isis


昨日手に入れた batik isis 石田加奈さんのジャワ更紗の扇子。

一反、本当に欲しくなってしまったものがあったのですが、涙を飲んで諦めました。


http://www.isis.ne.jp/seigowchannel/archives/2014/03/newsvol4.html#more








ヨーロッパの風景のなかの和服
ヨーロッパの風景の中にこれほど着物姿がしっくりと美しい...

いつもお世話になっている岐阜の呉服屋さん
きものギャラリー睦月の横山てる美さんがヨーロッパに旅行にいらした時、
ご主人がfacebookに横山さんのお着物姿をリアルタイムで上げて下さっているのを
興奮しながら拝見しておりました。
その姿はヨーロッパの町に、自然風景に、違和感なく溶け込みながら
凛とした美しさがありました。
それはいったいどうしてだったのか?
染色作家の 仁平幸春さんが写真と共にブログで解説して下さっています。
コメントも含めて、とても刺激的な内容になっていますのでぜひお読みください!
(西川の帯のことにも触れて下さっています、ありがとうございます!)


■染色作家 仁平幸春の覚書き■
「ヨーロッパの風景のなかの和服」

http://blog.foglia.jp/?p=12202









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「新井淳一の布 伝統と創生」展
「新井淳一の布 伝統と創生」展


先日、専門学校時代の恩師、テキスタイルプランナーの新井淳一先生から
展示会のご案内を頂き、昨日(1/20)見てきました。
言葉足らずな部分も沢山あるのですが、忘れてしまわないうちに感じたことを少し...

ーーー

今回の展示会は大きく3つのセクションに分かれており、そのうち2つのセクションが布の展示、3つ目のセクションは画像と音声での構成となっていました。


ギャラリー1のキーワードは「自己組織化」。自己組織化とは、あらゆる物質が持っている自分自身で組織や構造を作り出す性質・・・このキーワードで何かとても腑に落ちる思いがしました。(学生だった当時もきっとこういうお話はして下さっていたのだと思うのですが、覚えていない自分が残念です…)

新素材(様々な金属によるスリットヤーン、ポリエステル…)、新しい技法(真空熱転写、プリーツ加工、メルトオフ…)と古くからの素材(絹、ウール、綿…)古くからの技法(絞り、ジャカード、二重織..)それらを縦横無尽に扱った新井先生の布には、鉱物や樹木、地表、大気などの自然物のような存在感、佇まい、原始的な力を感じます。

先生は布や繊維、物質が持つ「自己組織化」という力をあらためて発見し、その力をさらに増幅させ、視覚化・触覚化させる、そのために新旧を問わない様々な素材や技法という力を使っていらしたのだ、ということ。その結果、完成した布には自然物と共通した、人の意図を超えた存在感や波長があるのだ、ということ・・
例えば強燃糸(強く撚りをかけた糸)と普通の撚りの糸を組み合わせて多重織に使うことで、撚りが大きく戻る部分とそうでない部分が出来、思いもかけない動きと表情を布が作り出す。金属糸を使って織られた布を絞り、薬品を使うことで部分的に反射・透明・溶解の表情を作り出す。織物のテクスチャーを何度もコピーし構成し、それを柄としてジャカードで織る・・・そしてもちろん安易に「自己組織化」という力や偶然性に丸投げしている訳ではなく、実験と観察、それを踏まえての意図とデザイン、技法や素材の選択があり、だからこそそれぞれの布がそれぞれに「自己組織化」を遂げて完成しているのだ、ということを感じたのでした。

ギャラリー2のキーワードは「精神と祈り」。ギャラリー1では布の物質的な力強さ、有機性を感じさせる展示となっていましたが、こちらでは布の精神性、物質という実体ではない「何か」を意識させる展示となっていました。2013年、最新の作品の題名が「プラクシス(実践)」。巨大な壁面全体を被う白い布の集まりから、より高い次元へ、物質から精神性へ、、という80歳を超えられた先生の祈りと気迫のようなものを感じずにはおられませんでした。



蛇足ですが...大塚テキスタイル専門学校時代に先生に見せて、触らせていただいた布、素材も沢山あり、懐かしく、また贅沢な時代だったのだな、と改めて思いながら会場を後にしました。




新井淳一の布 伝統と創生

新井淳一の布 伝統と創生
2013年1月12日(土)〜3月24日(日)
東京オペラシティ アートギャラリー
https://www.operacity.jp/ag/exh148/





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菱形

新井先生の布は学生時代に展示をお手伝いした時に頂いた布片以外持っていませんでした。
展示会場で見てとても気になった「菱形」という名の布のストールをギャラリーショップで見つけ、
勢いで手に入れてしまいました。大事に使おうと思います。。。

ギャラリーショップ 《ギャラリー5》
https://www.operacity.jp/ag/gallery5/



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iichiさんにインタビュー掲載していただきました
iichiさんにインタビューを掲載して頂きました!

http://www.iichi.com/story/12


ついつい話があちこちに飛びまくり、
しかもながーーーーくなる奴ですので、
インタビューアーの方も苦労されたと思います...


自分の考えていることを整理して
ある程度まとめて外に発信すること、
大切だと思いながらもなかなか自分一人では
日々に忙殺されて出来ないのですが、
こうやって対話して引き出していただくと
自分でも発見があり、
とても有り難い機会を頂いたと思います。
インタビューアーのSさん、カメラマンのYさん、
ありがとうございました!


少し長めのインタビューにいなっていますので
お正月にでもゆっくり読んでいただけたら嬉しいです。




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第二回 仁平幸春の絵と星野道広の音楽展 - Deep Blue -
去る8月28日(日)東京、高田にある「学下コーヒー」さんで開催された
第二回 仁平幸春の紙の染額と星野道広の音楽展」へ。

染色家 仁平さんの制作した作品に
学下コーヒーのオーナーである星野さんが
音楽を選び、ぶつけ、共鳴させる、、
その空間を体験する会、といえばいいのでしょうか。



昨年8月の第一回からちょうど1年。
→前回の感想はこちら
仁平幸春の額作品と星野道広の音楽展

今回はどんな体験が待っているのか。。
期待して出かけて参りました!


Deep Blue というテーマの
仁平さんの作品は全部で9点。
ネパールの手透き紙に描かれ、
古い板に貼付けられた作品はどれも
『いわゆる』深い青-deep blue- だけでなく、
様々な階調の青で描かれていて、、
でもそこには正に「深い青」の世界が広がっているのでした。


そして、星野さん選曲の音楽が始まります。
前回と比べるとぐっと少ない5曲。


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フーガの技法(Art of Fugue)より抜粋
 作曲:J.S.バッハ 演奏:グレン・グールド(org)


3つのジムノペディ
 作曲:エリック・サティ 演奏:ラインベルト・デ・レーウ(p)


無題
 作曲:ゲオルギー・グルジェフ 演奏:トーマス・ド・ハートマン(p)


マタイ受難曲より抜粋
 作曲:J.S.バッハ 指揮:ウィルレム・メンゲルベルク(p)


ゴルドベルク変奏曲より「アリア」
 作曲:J.S.バッハ 演奏:グレン・グールド(p)


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音楽が始まるとその場の空気が驚くほど一変し、
仁平さんの青の世界と音楽が共鳴し出します。


ここからはまったくの私感です。


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1曲目、バッハのフーガでは
一気に深い深い青い世界へ漂い、潜り、、
深海でしょうか、、
でも漂っているのは、潜っているのはいったい誰なのか?
自分とその青い世界の間の境界がとても曖昧で、
まるで自分がその漂っている空間、液体、そのものに
なっているかのようで。。。。


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2曲目のサティ。
とてもおなじみの曲ですが、
こんなにゆっくりなジムノペディは
私は聞いたことがありませんでした。
(といっても、あ、これって
 ジムノペデイって曲名だったのね〜という程度の
 超クラシック音痴です。。。)

先ほどのバッハでは曖昧になってしまっていた
「観察者の私」がここでは戻ってきました。
跳ねたり、漂ったり、潜ったり、浮かんだり、、
それを眺めている「私」。
窓の外の風景を眺めているような不思議な距離、冷静さが
ありました。


--

3曲目のグルジェフ。
バッハ、サティでは
「液体」だった青い世界が
今度は「固い」質感を持って現れたので
ちょっと驚きました。
岩だったり、小石だったり、砂だったり。
青い城壁、岩壁を、うつむきながら
一歩一歩登っていく、、
登っているのは私、だったと思います。
青い月、星、深い青い空。

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4曲目、再びバッハでマタイ受難曲。
今度は「光」がやってきました。
青く静かな光に満たされていきます。
また自分と世界との境界が曖昧になってきました..

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5曲目、最後もバッハで「アリア」。
荒涼とした青い大地、孤独、風。
そこに静かに咲く一輪の花....




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メモも取らずに聞いていたのですが、
思い出しつつ書いていると
「体感」として蘇ってくる感覚があります。
不思議ですね。

頭で物語や情景を考えるというのではなく
「景色」「感覚」「情景」「感情」
それらが ぼん、とそのまま目の前に表出する、
といった感じなのです。


なんだか大変怪しい体験記のようですが(笑)
会はとても和やかな雰囲気で、
誰も「こう感じろ」「感じないと駄目だ」
などと強要する人はいません。

それぞれが思い思いにその体験を味わい、楽しむ。
でもそれぞれがバラバラなのではなく、
きっとどこかで繋がっている、という不思議な確信のようなもの。
こういうのを「宗教的体験」というのでしょうね、、
去年も書きましたが、
言葉にすると大変陳腐になってしまうのですが。



そして、音楽が終わり..
その後はまたまた超超お楽しみ!のお食事会。
仁平さんの手による「塩糀」を使った
鶏、豚、野菜、そしておにぎり。
仁平さんの奥さんの手作りのパン。
毎度のことですが、大変おいしく頂きました。



細部まですべてに気を配り、心を砕いて
最高のおもてなしをして下さった
仁平さん、仁平さんの奥さん、お弟子さんの甲斐凡子さん、
学下コーヒーの星野さん、ありがとうございました。
そして一緒にあの場を共有することが出来た
参加者のみなさんにも感謝です。




第3回めも楽しみにしています♪




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仁平さんの展示が東京と石川県とで開催されます。
お近くの方はぜひ!


「正倉院の夢展」〜つくり手とのいにしえの旅〜
2011年9月2日(金)〜9月11日(日)
10:00〜18:00 会期中無休

gallery 舟あそび
927-1233
石川県珠洲市若山町出田41-2
0768-82-3960
http://f-asobi.com/ 

詳細は
http://blog.foglia.jp/?p=10292



-染色技法による「絵」-

2011年9月3日(土)〜11日(日)
13:00〜16:00 会期中無休

麻布十番「さる山」 http://guillemets.net/
〒106-0046
東京都港区元麻布3-12-46
03-3401-5935
info@guillemets.net

詳細は
http://blog.foglia.jp/?p=10359


『日本の伝統』?
タンブラー http://haruenishikawa.tumblr.com/
時代国籍分野問わず色々好きな画像を拾いながら
今まで無意識に、癖のように選んでいた自分の嗜好が少し秩序だって見えてきた時
染色家の仁平さんから「国立博物館に今、行ってみてはどうか」と提案頂きました。
なるほど、善は急げだあああ!!と、火曜日に上野まで行ってきました。
本館と法隆寺宝物館を5時間位かけてまわり、フラフラになりました。


そして昨日、twitterでこんなやりとりが。
メモとして、そのまままとめず、ブログに掲載します。
こういう対話をしていただけることに、心から感謝なのであります!



@cocoon_oharu 西川晴恵http://twitter.com/cocoon_oharu
国立博物館で改めて思ったけれど、今、漠然と多くの人が「日本の伝統」とか「和テイスト」と思っているものはだいたい江戸以降の形なんだなあ、と。日本の長い歴史からみたらごくごく最近のもの、という感じ。

江戸期以降のものより以前のもののほうが圧倒的に私は好きなものが多いことを改めて自覚したのであります。。。タンブラーで拾っていたものも気づけば江戸以前のものが殆ど。

飛鳥〜奈良、安土桃山あたりにすごく好きなものが多い自分を自覚しました。「文化が成熟し洗練された」という時代のものはなんとなく籠っている感じがして好きじゃない(素晴らしいものも勿論あります!)。やはり人間が作るもの、その時代以上のものは作れないんですよね。


@NIHEI_Yukiharu 仁平 幸春 http://twitter.com/NIHEI_Yukiharu
どの国のものでも、黎明期→成長期→完成期→爛熟期→衰退期 ってなりますけど、やっぱり勢いがあるのは成長期までのものですよね。完成期になると次を破る何かが出てくるのが摂理みたいだけど完成するとそれを維持しようとする「人間の意思」が関わって来てダメに。。

もちろん、完成期から爛熟期のものもいいですが、ちょっと退廃的な感じなったり、技術的には超絶的ではあったり、みたいな感じですよね。今日本で日本調といわれているものは、衰退期の、もうバラバラに幹のない枝葉みたいな感じになっちゃった部品を引き継いでる感じ。

まあ、廃仏毀釈とかの時代的背景その他もあるとは思いますが・・だがしかし、その時代その時代を鮮やかなバランス感覚で、激しく時代背景が変わっても、生活様式が変わってもやっぱり日本的なのは日本しぶとし、と思っています。


@cocoon_oharu 西川晴恵
いつもわかりやすく、より高い視座から整理検証下さって有り難うございます!!
『やっぱり日本的なのは日本しぶとし』が、私にはキャッチ出来ていない感じです。


@NIHEI_Yukiharu 仁平 幸春
あ、その文脈になると、博物館からは出て、他の工業分野その他に行きます。恐らく、現実的に日本の民族全体が、手作りの価値観よりも生活の利便性に向かったので、その利便性の方に日本的感性が開花してると思っています。
明治の輸出用のものなどは殆ど創造的価値はないかなあ、って感じですけどもあの人間ワザとは思えない超絶技巧は潔くてスゴいと思います。でも、後はなんか団体展とかの主義主張とかが混じっているのが多くなって数人、団体や時代や思想を超えた人が散見される感じですね。


@cocoon_oharu 西川晴恵
あ、なるほど!一気に解決しましたっ!!やはり、その時代の最先端、お金を産み、経済をまわしていく原動力になる分野に優秀な人は集まるし、凄いものも出来るんですよね、、


@NIHEI_Yukiharu 仁平 幸春
ホント、そうですよね。それは物々交換の時代であろうが経済がある限りそうだと思うです。








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