染織家 西川 はるえ の日記
<< August 2018 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
<< プリンスファンのみなさま | main | とうとう!一眼デジ >>
2008年3月の蜂起から現在まで


今年3月のチベット騒乱後、
チベット問題が日本でも広く知られるようになりましたが、
その2008年3月から9月までの間、
チベット本土で何が起きていたのか、、、
その詳細を知らせるレポートの日本語訳が
リリースされました。
この報告書はICT(International Campaign for Tibet)という
チベット支援における世界最大規模のNGOによって作成され、
国連の拷問禁止委員会に提出された資料です。



2008年3月の蜂起から現在までの拷問の実態〜(1/8)
ICT作成/国連拷問禁止委員会提出資料


または

The International Campaign for Tibet提出資料

(↑クリックすると別ウィンドウが開きます)


この報告書は、中国の占領下にあるチベットで行われている
人権を無視した拷問・虐待の事実について
まとめられたものとなっております。

国連拷問禁止委員会についてですが、
拷問禁止委員会、通称CATは
国連の人権理事会の中のワーキング・グループの一つで、
第41回目の審議は2008年11月3日から21日まででした。

下のリンクを見ていただければスケジュールが分かるように、
今回の審議対象になっている7カ国が、
それぞれブロックに分けられて審議されていきます。
二つ目のリンクは、CATの審議官メンバーリストです。
この方々は投票で選ばれた人権の専門家達で、
4年間このポストを担当します。


国連拷問禁止委員会スケジュール表
http://www2.ohchr.org/english/bodies/cat/cats41.htm

審議メンバー
http://www2.ohchr.org/english/bodies/cat/members.htm


審議が始まる前には、
審議を受ける国はCATの公開する質問状が渡されており、
それに応えなければなりません。
NGOは審議にあわせての締め切りまでに、
審議国に対する資料を提出することが出来ます。
NGOならどこでもいいわけではなく、
公的なチェックがあって、
場合によっては審議中に資料を提出したNGOが
国連に”インバイト”(招待)されて、
提出資料に対するプレゼンを行うことがあります。

11月21日というのは審議最終日で、
この日に審議の結果が公表されます。
国家間同士の政治的な内容は秘密に保たれて、
一般には公表出来ないことが多いのですが、
国連の審議結果は公表することができて、
それによって、現在のチベットでどんなことが行われているか(事実認識)、
そして、改善に向けての項目を、
ベンチマークを作って打ち出していきます。
結果は定期的にレビューされ、
また、NGOがチベットにおける現状を
モニターしていく役割も担います。

今回の審議では、質問状に応えていない、
調査をしていないなど、
中国の非協力的な態度自体が、
審議官により問題視されていました。

是非とも、この報告書をご一読いただき、
中国政府のチベット人に対する非人道的な行いの事実を
広く認識していただきたいと存じます。


(The International Campaign for Tibet 拷問禁止委員会提出資料HPより)





読んでいてその凄惨さに
正直、途中で読むのをやめたくなるような内容ですが、
これが今年、2008年に起きた、
また今も進行している事実なのです。。




------------

英文の報告書原文は下記にあります
(PDFファイル)

http://www2.ohchr.org/english/bodies/cat/docs/ngos/ICT1_China_41.pdf

http://www2.ohchr.org/english/bodies/cat/docs/ngos/ICT2_China_41.pdf
ご紹介ありがとうございます。

私も読みながら、すぐ近くのチベットで、
「今現在」こんなことが起きているなんて…と
信じられない気持ちでした。

多くの人に知っていただきたい内容です。
ジャム | 2008/12/22 00:18
ジャムさん

ジャムさんはこのレポートの翻訳にも
関わっていらしゃったんですよね。
多方面での精力的で迅速な行動に頭が下がります。

本当にこれが過去の出来事ではなく
「今現在進行中」であるということに
信じられない、
信じたくないという気持ちになりますが
命がけで集められたこの証言、情報を
一人でも多くの方に知っていただきたいと
私も思います。



oharu | 2008/12/22 07:52
COMMENT









Trackback URL
http://blog.textile-cocoon.com/trackback/1003505
TRACKBACK