染織家 西川 はるえ の日記
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『日本の伝統』?
タンブラー http://haruenishikawa.tumblr.com/
時代国籍分野問わず色々好きな画像を拾いながら
今まで無意識に、癖のように選んでいた自分の嗜好が少し秩序だって見えてきた時
染色家の仁平さんから「国立博物館に今、行ってみてはどうか」と提案頂きました。
なるほど、善は急げだあああ!!と、火曜日に上野まで行ってきました。
本館と法隆寺宝物館を5時間位かけてまわり、フラフラになりました。


そして昨日、twitterでこんなやりとりが。
メモとして、そのまままとめず、ブログに掲載します。
こういう対話をしていただけることに、心から感謝なのであります!



@cocoon_oharu 西川晴恵http://twitter.com/cocoon_oharu
国立博物館で改めて思ったけれど、今、漠然と多くの人が「日本の伝統」とか「和テイスト」と思っているものはだいたい江戸以降の形なんだなあ、と。日本の長い歴史からみたらごくごく最近のもの、という感じ。

江戸期以降のものより以前のもののほうが圧倒的に私は好きなものが多いことを改めて自覚したのであります。。。タンブラーで拾っていたものも気づけば江戸以前のものが殆ど。

飛鳥〜奈良、安土桃山あたりにすごく好きなものが多い自分を自覚しました。「文化が成熟し洗練された」という時代のものはなんとなく籠っている感じがして好きじゃない(素晴らしいものも勿論あります!)。やはり人間が作るもの、その時代以上のものは作れないんですよね。


@NIHEI_Yukiharu 仁平 幸春 http://twitter.com/NIHEI_Yukiharu
どの国のものでも、黎明期→成長期→完成期→爛熟期→衰退期 ってなりますけど、やっぱり勢いがあるのは成長期までのものですよね。完成期になると次を破る何かが出てくるのが摂理みたいだけど完成するとそれを維持しようとする「人間の意思」が関わって来てダメに。。

もちろん、完成期から爛熟期のものもいいですが、ちょっと退廃的な感じなったり、技術的には超絶的ではあったり、みたいな感じですよね。今日本で日本調といわれているものは、衰退期の、もうバラバラに幹のない枝葉みたいな感じになっちゃった部品を引き継いでる感じ。

まあ、廃仏毀釈とかの時代的背景その他もあるとは思いますが・・だがしかし、その時代その時代を鮮やかなバランス感覚で、激しく時代背景が変わっても、生活様式が変わってもやっぱり日本的なのは日本しぶとし、と思っています。


@cocoon_oharu 西川晴恵
いつもわかりやすく、より高い視座から整理検証下さって有り難うございます!!
『やっぱり日本的なのは日本しぶとし』が、私にはキャッチ出来ていない感じです。


@NIHEI_Yukiharu 仁平 幸春
あ、その文脈になると、博物館からは出て、他の工業分野その他に行きます。恐らく、現実的に日本の民族全体が、手作りの価値観よりも生活の利便性に向かったので、その利便性の方に日本的感性が開花してると思っています。
明治の輸出用のものなどは殆ど創造的価値はないかなあ、って感じですけどもあの人間ワザとは思えない超絶技巧は潔くてスゴいと思います。でも、後はなんか団体展とかの主義主張とかが混じっているのが多くなって数人、団体や時代や思想を超えた人が散見される感じですね。


@cocoon_oharu 西川晴恵
あ、なるほど!一気に解決しましたっ!!やはり、その時代の最先端、お金を産み、経済をまわしていく原動力になる分野に優秀な人は集まるし、凄いものも出来るんですよね、、


@NIHEI_Yukiharu 仁平 幸春
ホント、そうですよね。それは物々交換の時代であろうが経済がある限りそうだと思うです。








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